KUSSA魂-俺の唄を聞けぃ!-

若作りしたおっさんが精一杯いろんなことにチャレンジしたり諦めたりするネガティブな日常を垂れ流します

【俺の映画鑑賞】映画「関ヶ原」は新しい時代劇映画の礎となるのか?

前回記事では書き始めた当初と意図が違ってしまうという,お粗末な記事となってしまい,そういう誤解も多かったのでここで今一度書いておく。

www.kussa0222.com

決して喫煙に対する批判ではない。本当に訴えたかったのは自分の好みを他人に押し付けないでほしいということだ。重ねて言うと俺も過去にやってしまっていたことであり,現在は反省している。

久々の映画館

さて,本題に入ろう。先日,平日に突如お休みできることとなったので映画を観に行って来た。今年の1月以来の久々の映画。スパイダーマンやトランスフォーマーも興味があったのだが,最近,Amazonプライムでトランスフォーマー全作を一気に観たものだからハリウッドの特撮アクションに対して少々食傷気味であったため,邦楽を観ることにした。

 f:id:kussa:20170908122728j:image

それがこちらの「関ヶ原」。以前大河ドラマ「軍師官兵衛」で黒田官兵衛を演じた岡田准一が石田三成を演じるとあって,否が応にも期待が膨らむ。

時代劇らしからぬ

最初から思ったのは,この映画のテンポの良さだ。もちろん今まで同じ時代を大河ドラマでは1年かけて(週1で52時間?)描く物語を違う視点ではあるが2時間強で描くのではあるが,自分が知る限り今までの時代劇は間であったり空間を大切にしているというかわびさびを表現している雰囲気が多かった気がするが,この映画はいわゆるジェットコースター的というか,歴史の事件が次から次へと小気味よいテンポで最後まで眠くなることなくこれでもかと繰り出される。

セリフ間違えてる?

とにかく,テンポが良いからなのか,役者さんのセリフも長いし,かなり早口だし,しかも難しい言葉というか名称などもポンポン出てくるので,ひとつひとつのセリフを噛みしめながら展開を楽しむという感じではなかった。

ともすれば,「このセリフ間違えてない?NGじゃない?」っという雰囲気の部分もあったが,それがまた鬼気迫る迫力を際立たせている。確かに生活の中皆が皆セリフ通りに噛まずに生活してるわけではない。中には日本語のほとんどがなんだか可笑しいというか怪しい人もいる(笑)

他に観に行った人が「字幕が欲しい」と言っていたが,これには同意する。字幕があればまた一段と深く理解することができたであろう。

残念ながら世界には通用しない

キャストなどが英記されていたことから,この映画は外国に向けても配信されるのであろうが残念ながらこの映画は世界では通用するとは思えない。

もちろん映画の出来の話ではない。

さきほどから言っているようにこの映画はテンポよく歴史上の出来事に数々のフィクションを散りばめ,楽しむことのできる素晴らしい作品だ。

しかし,これは,俺たち日本人が個人差はあるものの小さなころから日本の歴史を学んできたり,ドラマや映画や小説などである程度知っているという土壌があって初めてのものだと思う。

織田信長,豊臣秀吉の時代のことを全く知らない外国人(もちろん日本人でも知らない人もいるかも)にとって初めての日本の戦国時代でいきなりこの映画だと...

おそらくチンプンカンプンだったと思う。日本人が完璧ではなくてもおそらく常識的になんとなくこんな感じじゃないかな~と思っている歴史の知識があって初めておもしろいと思えるものだと思う。

もっと楽しむ関ヶ原

かといって俺自身が歴史得意かというと全くそんなことはないし,ハードルをあげるつもりはない。むしろ歴史をそんなに勉強してこなかった,嫌いだった人に是非観てもらいたい。

俺も少し本で勉強してDVDが出たらまた字幕付きで見直してみたいと思っている。