KUSSA魂-俺の唄を聞けぃ!-

若作りしたおっさんが精一杯いろんなことにチャレンジしたり諦めたりするネガティブな日常を垂れ流します

青森の写真コンテストの主催者サイドに思いをはせる

僕は卑怯な男だ。誰も傷つけたくないし誰にも傷つけられたくない。

できることなら仕事もせずに毎日。テレビゲームをしたり美味いものを好きなだけ食べ,呑み,昼夜構わず好きなだけ寝て,四六時中エアコンの効いた家に閉じこもり,面倒なことには素知らぬ顔で毎日たくさんメールに届く僕に対する賞賛のメッセージだけを暇つぶしに読む。来週からそんな人生になっても構わないと半分本気で思っている超卑怯者だ。

青森の写真コンテスト

headlines.yahoo.co.jp

青森で写真コンテストの最高賞に内定していた写真に自殺した中学生が写っていたことが原因で内定が取り消しになりました。

headlines.yahoo.co.jp

主催者はいったんは撮影者,遺族の快諾を得て最高賞を内定していたものの

コンテスト責任者の須藤重昭・元黒石観光協会長は、16日までの取材に「写真が公になり、さまざまな臆測が出ることを懸念した」と話した。
 また、黒石よされ名誉大会長の高樋憲・黒石市長も13日の再協議前、実行委に「被写体がそういう方で良いのか」と懸念を伝達。

という理由で内定を取り消しました。

 

まずはこの写真の被写体であり,自殺した浪岡中学校2年生 葛西りま さんのご冥福をお祈りします。

主催者の対応

今回の件について,まず主催者は然るべき対応をとっている。

そもそも,僕は一般的に写真コンテストの被写体の人物にいちいち確認をとっているのかを知らない。しかし少なくとも今回に限っては,被写体の りまさんを特定し,自殺されていることも確認したうえでご遺族の承諾(というか快諾)をいただいたうえで内定していることは誰にも非難される対応ではない。

仮に確認をとらずに後で発覚し,ご遺族の怒りを買うようなことにでもなれば目も当てられない。それこそ,ネットで炎上し,主催者どころか黒石市長にまで影響が出ることがあってもおかしくはないこのご時世,足を踏み外さずきっちり対応している。

(仮定)このまま押し切っていたら...

ではこのまま内定を取り消さずにいたらどうなっていただろう。内情も知らず関係者でない立場ではあるが妄想すると...

きっと心ない責任もないネット民の格好の餌食になり

まさに黒石市長が述べている

「被写体がそういう方で良いのか」

と同様な考えのもと,ご遺族の気持ちをヨソに主催者へのバッシングが一部で盛り上がり,そしてまたそういう一部の盛り上がりというのは,得てして目立ってしまうものなので主催者・黒石市長の責任等追求されることもあったのではないかと僕は妄想する。

もしや最善の方法?

今回の「内定取り消し」という主催者の決断は,もしかしたら最終的に誰も傷つかない最善の方法だったのかもしれない。世論は「内定を取り消したことに対する批判」「りまさんの自殺の原因だとされているいじめの問題」に向かっている。

願わくば世論の後押しも追い風となり主催者が内定の取り消しを撤回,いじめ問題にも黒石市が(もちろん今も取り組んでいるだろうが今以上に)取り組み,今後のいじめ問題の少しでも減少に繋がればいいのにと思う。

最後に葛西りまさんが「自殺した中学生で」はなく「写真コンテストで最高賞を受賞したモデル」として黒石市の歴史に刻まれることを祈念します。

関連記事

www.kussa0222.com