KUSSA魂-俺の唄を聞けぃ!-

若作りしたおっさんが精一杯いろんなことにチャレンジしたり諦めたりするネガティブな日常を垂れ流します

俺の宝島旅行(妄想編)

朝起きると見慣れない天井が見える。普段なら呑みさしのビターズ皮ごと搾りレモンライムの500ml缶が倒れていたりするのだが、見慣れないテーブルの上には呑みさしのシャンパンとグラスが置かれている。いつもなら壁にへばり付くように顔を近づけて圧迫感を楽しむかのように寝ているはずが、大きなサイズのベッドの上でノリの効いたシーツに包まれている。次第に視界が開けてきた。

あぁそうか。船の上だった。先週仕事を辞めた俺はその足で旅行会社に勤める知人に連絡し、旅に出た。予算を伝えると知人は少し驚いていたが、いくつかの提案をしてくれた。本当は飛鳥IIで世界一周がよかったのだが、今からだと早くても来年の3月出発なので

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別で探してもらった。昨夜、神戸港を出て今朝初めての朝を迎えたのだった。

これから、ジムで少し汗をかいてシャワーしてから食事。初日なのであえて和食をチョイスした。午後からは英会話を習うことにしている。帰国するまでにはある程度話せるようになっていればいいが...

 

 

可も無く不可も無い地方の高校普通科をなんとかギリギリで卒業した俺は何の迷いも無く亡くなった父親が勤めていた、とある地方の大学の事務員として働き始めた。働き始めた頃は仕事が嫌でしょうがなかった。直属の上司は呑むたびに俺がタバコをすっていることや昼休みに車の中で寝ていることをその上の上司に目の前で告げ口した。音楽で身を建てたいと思っていた俺は(なんの努力もしていなかったが)何度も母親に辞めたいと相談したが、世間体を理由に母親は俺の心を一番には考えてくれなかった。

いいことも悪いことも長くは続かないよ。誰かがこう言ったような気がする。

しばらく我慢していると嫌な上司は俺の前からいなくなったし、俺も車の中で寝なくなったし、タバコも辞めた。楽しいことが一つもなかった職場にも少しずつ親しくしてくれる先輩や親身になってくれる上司との出会いもあった。歳を重ねるうちに仕事にも生きがいを感じられるようになったりしてきた。気がつけば就職して30年を超えやりがいはあるものの毎日なんとなく生きてきた。

出会いはなんだったろう。

ある日ATMで何気無くみたディスプレイに「宝くじ購入」と見つけたのが最初だったと思う。なんだ人生こんなもんか..と思っていた俺に一筋の光を当ててくれた。毎日妄想した。楽器に車にマンション、毎日がパーティーとかなり安っぽい発想だがかなり楽しかった。だが、宝くじなんてそう簡単に当たるもんじゃ無い。毎日買っていても月に一回末等が当たればたいしたもんだ。友人も同じ番号を何年も買い続けてると言っていた。いつかを夢見て。

週に一回最高10億円が当たる宝くじを5口買っていた俺はその後、週に二回最高6億円が当たる宝くじも5口買ったりしていたのたが、さっぱり当たらなかったので今度はその他の小さなくじも含めて毎日1口だけ抽選があるように切り替えた。月曜は6火曜はミニ水曜はビンゴ木曜は6金曜は7だ。土日が寂しいがこれなら毎日妄想とドキドキが味わえる。だがこれもなかなか当たるもんじゃない。それでも出費はたいしたこと無いので結果を確認するのは毎日の楽しみになっていた。

転機はある日突然訪れた。キャリーオーバーしてるし今回は5口買ってみるか~と買った宝くじ4等に当選した。

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当選金額は6,900円だが自分にとって初めての金額だったので興奮した。おまえ今までこの程度の金額当たったことなかったのかよと言わないでくれ。当たったことなかったのだ。

 

調子に乗った俺は翌日、これまたキャリーオーバーしている宝くじを購入した。

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ここれも当たった!!

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 しかも14,800円!

てかあと一個当たってたら104万、もう一個当たってたら1000万か10億だったようだ...

こんな程度で、朝から上の妄想ができるんだから安上がりだよな(笑

俺...

さぁ明日のマラソンの準備します~~(現実へ

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